白い世界

消えてく空 消えてく街
僕までも消えてゆくの?と
震えている

真っ白な空 真っ白な街
はじまりはきっと こんな世界なのだろう

生まれてきたのに あまりに脆くて
傷を負うだけの 僕はなんだろう

なにもない白 僕の足跡が
一歩ずつの細い道を 描きはじめる


目覚めるように 眠れるように
僕の本当の姿を 抱きしめてる

歩き疲れ 生き疲れて
それでも消えそうな夢を 忘れたくない

僕を待つ人も 引き止める人も
誰も見えなくても 生きていてもいい?

なにもない白 僕の足跡が
いつかこの世に 空を描き 街になるまで

なにもない白 僕の足跡が
一歩ずつの細い道を 描き続ける